ぼくのたわごと(別館)

ハロヲタ兼ロック好きの趣味ブログ

SANUKI ROCK COLOSSEUM2020 予習編 2(気になったアーティストたち)


サヌキロックコロシアム -SANUKI ROCK COLOSSEUM 2022-

ちょいと体調不良で約1週間更新をお休みしてました(汗)。
少しずつ元気になったので更新します。

もうタイムテーブルは出てますが、マイタイテは全アーティストを聴いた上で書こうと思います。


Half time old

みんな自由だ

みんな自由だ

  • Half time Old
  • ロック
  • ¥255

これはしょっちゅう聴くなあと思ったauのCM曲なんですね(笑)。
どうりで聴いたことあるはずだ(笑)。

バンド自体もフェスの出演者陣でよく見るんですよね。

そう言う意味でも気になるかなあ。


浜端ヨウヘイ

カーテンコール

カーテンコール


これも聴いた事あるなあと思ったんですが、昨年の曲だったんですね。

これはこれで会場がピースフルな感じになりそうで良いですね。

しかも寺岡呼人さんプロデュースとか。

そりゃあ良いと思うはずだわ(笑)。


感覚ピエロ

https://music.apple.com/jp/album/%E6%8B%9D%E5%95%93-%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%AE%E5%90%9B%E3%81%B8/1174195325?i=1174195430&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

はい、説明不要ですね(笑)。

このバンドはフェスで2回見た事あるんですが、まあ、大舞台に超強い上に楽しいと言う(笑)。

このバンドのステージは間違いなしだと思います。


はい。
2回目は3アーティストでした。

一応、全部聴いてはいるのですが、つくづくよく聴く曲に弱いなあ、自分(笑)。

まあ、でも実際、有名曲目当てで行っても割と間違いじゃなかったりするのがフェスの面白さだったりしますからね。

結構、時間が迫ってきたので出来る限りサクサク更新出来たらなと思ってます。

とは言え聞き方が雑にならないように気をつけながら更新します。




SANUKI ROCK COLOSSEUM2020 予習編 1 (気になったアーティストたち)

さて、今日からSANUKI ROCK COLOSSEUM2020の出演者を掲載順(2/19現在)に1日10アーティストを目標に聴いていきたいと思います。


サヌキロックコロシアム -SANUKI ROCK COLOSSEUM 2022-

その中で曲が良いなと思ったバンドなどを、ここに書いていきたいと思います。


ルールとしては
聴くのは1日10アーティスト
アーティストごとに聴く曲はApple Musicにあれば再生回数がその時点で1番多い曲。なければYouTubeの再生回数が一番多い曲(音源がなければソロ名義でもなしとカウント)
10組中1アーティストでも気に入った曲があればブログ更新。なければ更新は翌日以降


と言ういたってシンプルな縛りでやっていきたいと思います。
好みは独断と偏見に基づくものですので悪しからず。
もし、ここにあげたアーティストの他の曲でこれ良いよ!っていう曲があれば教えていただけるとありがたいですm(_ _)m
また、取り上げていないアーティストのオススメ曲もお待ちしております。

それでは早速、いってみます!


BUZZ THE BEARS

光り

光り

  • BUZZ THE BEARS
  • ロック
  • ¥255


ちょくちょくサーキットフェスでは名前は見ていたバンドですね。

この「光り」はすごく分かりやすいメロディーのポップロックで良い感じ。

ベストの音源のライセンス見てるとメジャーレーベルで、そりゃあメジャーが放っておかないなと思いました(笑)。


Climbgrow

極彩色の夜へ

極彩色の夜へ

  • climbgrow
  • ロック
  • ¥255


1周めの半分も終わってない段階で、あ、好き、と思いました(笑)。

なんとなくだけど10~15年ぐらい前のロックシーンを思い出させる懐かしいテイストの曲だなあと思いました。

まさにジャパニーズインディーロックと言うか。

これ、シンガロングしたら凄い楽しそう(笑)。


FLOWER FLOWER

https://music.apple.com/jp/album/%E6%99%82%E8%A8%88/1350314975?i=1350315889&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


ご存知、yuiさんのバンドですが、これは反則だわ(笑)。

もう始まった段階で良いと思った(笑)。

そりゃあ、yuiさんの曲は結構、好きだから当然ですね(笑)。

もしかしたら、CHE.RR.Yもやるのかもしれないけど、FLOWER FLOWERのオリジナルソングも聴いてみたいです。

これはぜひ、ステージ見たい(笑)。


藤井風

何なんw

何なんw

  • 藤井 風
  • J-Pop
  • ¥255


一昨日、あははなおねえさん(id:lahaina_ahaha)にオススメしていただいたアーティストです。

岡山県出身で、しかも歌詞に岡山弁が出てくるんですよね(笑)。

でもそれだけじゃなく、古きよきソウルミュージックっぽさがまた良い。

それでいてまだ22歳と言うのも凄い…。

こう言う才能が歴史を作って欲しいです。


ガガガSP

https://music.apple.com/jp/album/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%A6%E5%90%9B%E3%81%A8%E3%81%97%E3%82%83%E3%81%B9%E3%81%A3%E3%81%9F/815445426?i=815445473&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


説明不要。

何回、フェスで見てると思ってるんだ!良いに決まってんだろ!

ちなみに再生回数1位は「晩秋」じゃなくてこれでした。

ガガガSPは良い曲が本当多いからもはやフェスで何やるんだろうと想像するレベルです(笑)。


GEEK! GEEK! GEEK!

https://music.apple.com/jp/album/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF/1459089464?i=1459089466&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


サヌキロックの公式を見る限りではライブハウス推薦のバンドみたいですが、毛色が微妙に違うエレクトロ色のある感じですね。

これ、個人的にゆっくり音源聴いてみたいです。

音源で既に完成されてる感があるので、ライブでも映えるか?


はい!
予習1日目は以上です。

初日にしては結構、気に入ったアーティストが多かったです。

いやあ、FLOWER FLOWERとか聴いて数秒で「はい、好き」となったので聴いていて良かったです。
聴いてなかったら知名度の高さで敢えて避けていた気もするので。

これから最後の9mm Parabellum Bulletまで毎日10組ずつ聴いていこうと思います。


初日は嬉しい誤算だらけでした(笑)。





SANUKI ROCK COLOSSEUM2020の予習の前にハルバン2020にしか出ない出演者でサヌキロックで見たかった出演者7選

珍しく2日連続更新です。


昨日の記事を上げた後に、Twitterでラハイナさん(id:lahaina_ahaha)からサヌキロックに出るアーティストで3組オススメしていただきました。*1

そちらが3組とも良かったのでそれで1本記事書けそうだったのですが、それはサヌキロック予習の時に譲るとして、今日はSANUKI ROCK COLOSSEUMと同日開催の広島県で行われるサーキットフェス、ハルバンの出演者でサヌキロックにも出て欲しかった!って方々を書いて見たいと思います。


ハルバンの出演者はこちらです。

HIROSHIMA MUSIC STADIUM -ハルバン'19- | 広島の新サーキットフェス


全て知っている訳ではないですので、あははなおねえさん、茶さん(id:nantokacha)こちらの中でもオススメありましたらよろしくお願いしますm(_ _)m


アシュラシンドローム

山の男は夢を見た

山の男は夢を見た

  • AsuraSyndrome
  • ロック
  • ¥204

確か、サヌキロックか岡山の2月のサーキットフェス、machiotoにかつて出た事あるはず…。


この「山の男は夢を見た」はバックドロップシンデレラの「さらば青春のパンク」の翌年にサッカーJリーグ柏レイソルの応援歌に採用されましたね。

2016年のバックドロップシンデレラと柏サポとのコラボが結構、大がかりでなかなか感動的なものだったので、出来れば見たいと思っていたのですが、他を優先したか、1人で見るのは寂しいとかいう理由で行かなかったはず…。


もうあれから3年の月日が経ってますが、この曲単体でも好きなので見てみたいなあと思います。


嘘とカメレオン

されど奇術師は賽を振る

されど奇術師は賽を振る

  • 嘘とカメレオン
  • ロック
  • ¥204

このバンドもサヌキロックだったかに出た事あった気が。


この「されど奇術師は賽を振る」が前にYouTubeの広告に出て来た事がありまして、当時はインディーズだったと思うのですが、ビビッときた記憶があります。

僕は昔からハードだけど、どこかひねくれた感じと言うか、一本調子でいかない変わったメロディーのロックが大好きでして、この曲を聴いた時に、あ、好みだって思った記憶があります。


で、今よりApple Musicのラインナップが貧弱だった時にこの嘘とカメレオンの曲が配信されてなくてYouTubeで何回か聴いていました。

今はApple Musicで配信されていますけどね。


今、「されど奇術師は賽を振る」をやってくれるか分からないですが、見てみたいなあ。


ビレッジマンズストア

WENDY

WENDY

  • ビレッジマンズストア
  • ロック
  • ¥255

説明不要の名古屋の雄。


…と個人的には思ってます(笑)。


彼らは2017年だったかの見放題で一度ステージを見ています。

彼らはそもそもサーキットフェス初参戦の見放題2015で見たい候補には既に入っていまして、それから2年越しの見放題2017でステージを見ることが出来ました。*2


彼らのメロディーは単純明快で痛快なロック。

ステージも楽しくて一体感あるものでした。


あの楽しさをもう一度味わいたい。

メジャーデビューしないかなあ、すごくいいのに。


ANTENA

年中無休

年中無休

  • ANTENA
  • ロック
  • ¥255

初めて見たのが2017年のmachioto。


2017年のmachiotoの予習してて、線が細いながらもメロディーセンスが素晴らしくて早い段階で見る候補に入っていて、実際にステージも見ました。

ステージもCDの音源とほぼほぼ同じのうるさすぎないくらいのちょうど良い感じ。


あの時はクラップしてくれとか自分たちは言えない。好きにノッてくれたら良いです。

と言ってたけど、今はどうなんだろ?


なんか、最近、つるちゃん(id:turuuuun)がどハマりしてるみたいなので、その答え合わせをしに見にいってみたさはあるんですよね。

僕、このアルバムしか知らないのでね(苦笑)。


挫・人間

セルアウト禅問答

セルアウト禅問答

  • 挫・人間
  • ロック
  • ¥255

サブカル王子、下川リヲ率いるカルトスターバンド。


挫・人間は実は3回はステージを見ています。

一応、歌詞にならってサブカルと評させていただきましたが、ポップネスと良い、メロディーセンスと言い、メジャーでやって欲しいバンドのひとつ。*3


サーキットフェスに出ていたら間違いなく行きます。

なんなら単独も行きたいくらいです(笑)。


彼らのステージは多少、アイドルのノリを想像していくと入り込みやすいかもです。*4

デビュー以降の作品に1曲は必ずキラーチューンがありまして、PVになった曲を中心に聴いているとまず、サーキットフェスでは間違いないです(笑)。


久しぶりに下川くん見たかった…。


THEラブ人間

砂男

砂男

サーキットフェスの常連バンド。


彼らも2回見た事あります。

彼らのステージは砂男がまさにそうなんですが、シンガロングなんですよね。

「砂男」はもちろん、「これはもう青春じゃないか」も会場が合唱につつまれます。


とにかくメロディーが良く演奏がシンプル。

色んなフェスに出てるのでついつい後回しにしがちですが、でも、行くと安心してくれるステージをやってくれるバンドです。


まさか自分の行くフェスで出ない事があるとは…。


セックスマシーン!!

https://music.apple.com/jp/album/%E5%90%9B%E3%82%92%E5%A4%B1%E3%81%A3%E3%81%A6wow-%E6%96%B0%E9%8C%B2/1348227070?i=1348227112&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog

え?サヌキロック出ないの?


最初、出演陣見た時、そう思いました。

2017年のサヌキロックで初めて見てからもう何回見たんだろう(笑)。


盟友ガガガSP主催の長田大行進曲は当然として、全国のサーキットフェスに出る結成21年の大御所バンド。


彼らのライブでは観客がゲストボーカルと呼ばれ、シンガロング*5で会場がつつまれます。

2017年のサヌキロックではアンコールでの君を失ってWowで瓦町駅地下広場から瓦町商店街まで出るなんて言う伝説が生まれました(笑)。


セックスマシーン!!は毎年サヌキロックに出てるからと油断してた…。

彼らはフェスに出ていたら見て間違いありません。

30分をしっかり使って楽しませてくれますから(笑)。


他にもありますが、こんな感じですかね。


Official髭男dismの記事で書きましたが、おそらく、ハルバンがサヌキロックと同じ日にぶつけて来たのって昨年が初めてのはずで、そのせいで両フェスの出演者に差別化があまり図れてないなって印象がありました。


今年はサヌキロックはさすがFM香川主催と言える出演陣でハルバンはさすが見放題と言える出演陣だなと言う印象です。

その分、サヌキロックで見たかった出演者もこのように出てきたわけで…。


まあ、そのあたりは7月の見放題などに期待しましょう!


さて。
サヌキロックの方は数えたらおそらく110組出るみたいでこれを1日5~7組程度音源聞いていけば当日までに間に合うかなって感じです。


今年は例年以上に本気出そう。





*1:藤井風さん、SASUKEさん、むぎさん

*2:この時は茶さんは午前四時、朝焼けにツキを見ていたのですが、僕は1人でビレッジマンズストアを見ました

*3:ただ、インディーズの方が自由に出来るからメジャーに行かないのかなあとも思ったり

*4:☆君☆と☆メ☆タ☆モ☆る☆のノリが完全にアイドル

*5:特に、君を失ってWowではそれ1曲で10分近く合唱起きることも

逃した魚は超大きい (大ヒットしたOfficial髭男dismによせて)

ご無沙汰しておりますm(_ _)m
約1年振りの更新です。

2017年より毎年参戦を続けている高松・瓦町を中心としたサーキットフェス、SANUKI ROCK COLOSSEUMですが、今年、2020年も参戦する事となりました。

とは言え、まだチケット取ってないんですけどね(笑)。


今年で4回目の参戦。
個人的には大不作の2019年*1から比べると今年は気になるアクトもいるので*2行くのが今から楽しみであります。


今年もid:nantokachaさんと前乗りからの泊まりこみで後夜祭までする予定で計画を立てています(笑)。

まだ1ヶ月あるので、久しぶりに予習をして行こうかなと思っています。
できればそちらも当日までに記事に出来たらと考えています。


さてさて。
このSANUKI ROCK COLOSSEUMの2018年の2日目オリーブホールの16時台に今をときめくあのバンドが出ていました。


そう。
Official髭男dismです。


2018年の2日目の16時台は当時、翌月のメジャーデビューを控えていた彼ら、そして空想委員会がちょうど同じぐらいに出番が来ると言う悩ましい時間帯でした。

初めて彼らを知った「恋の前ならえ」だけでなく、「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう」も結構気に入ってて*3、さらに、Apple Musicの先行配信で「ノーダウト」も配信されていたであろう状況。


…これは行かない手はない!


なのに、id:nantokachaさんが空想委員会に行くからと、ひとりでステージ見るのは寂しいと思い、空想委員会の方に行ったんですよねえ(遠い目)。


実はその2年半前にも似たような事やってました。

MINAMI WHEEL 2015


初めてのサーキットフェス参戦となった見放題2015で個人的がすごい楽しかったので、なんか良いライブないかなあと思っていた時に情報を知って、出会ったのがこのフェスでした。

当時はサーキットフェス初心者なのもあり、しっかり自分が行く日の予習をしてまして、

MINAMI WHEELの予習をしてみよう 1 - ぼくのたわごと(別館)

この記事でも取り上げましたが、しっかり当時の自分の琴線にもささってます。

(2015ミナホのパンフより)

しかし、この時も別のアクト目当てだったのと、さらに腹痛の為に20時に心斎橋を離れた為にライブは見れずに終わっています。


で、時計を戻して2019年。
ご存知、彼らの楽曲、「Pretender」が空前の大ヒットとなりました。


Pretender

Pretender



全国流通のミニアルバム程度で言うのもあれですが、まさに、売れる前に知ってたバンドがもはや手の届かない存在になったってのを久々に経験しました(笑)。


どうやら、Twitter情報では彼らは2018年のMINAMI WHEELに出ていたらしいのですが、調べたら…


Official髭男dism(ヒゲダン)のライブ・コンサート | LiveFans(ライブファンズ)


…最終日!
…しかも、BIGCATの大トリ!


2018年時点でもまだ、サーキットフェスに出る感じなんだな、ふーん、と思ってましたが、見当違いでした。
大ブレイク前夜でした。
(そもそも、「ノーダウト」でもうブレイクしてましたけどね:笑)


しかし、まだ2018年はサーキットフェスのBIGCATでもやってくれてた*4*5のに、今やホールのみならず、アリーナクラスですからね。

まさに逃した魚は大きい…いや、超大きいと感じた、そんな体験を久々にしました。


楽曲については後づけなんでなんでも言えますが、「恋の前ならえ」にしても、「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう」にしても思いません?

音楽性としては多少、メジャー仕様になったくらいでそんなに変わってないでしょ(笑)?


売れたバンドにしては珍しい売れる前と売れた後の音楽性がそんなに変わらないバンドだと思います。


そして、改めてインディーズ時代の曲を聞くとそりゃあまあ、売れるよねって思わせてくれるポップネス。

2020年の今、思うならばこのバンドは売れるべく売れたんだな~と思います。
まさに彼らの曲にあるように「宿命」ですね(黙れ)


2020年のみならず、今後の音楽シーンで彼らがどう言う活躍するか楽しみにしています。


そして、今年のSANUKI ROCK COLOSSEUMでどんなダイヤの原石だったりネクストブレイクに出会えるか。

そちらも楽しみです。





*1:なぜかいきなり同日開催となった広島のハルバンと何ら変わらないラインナップだったのは内緒

*2:そしてハルバンと差別化が図れた

*3:当時、フォロワーのid:turuuuunが彼らの「夕暮れ沿い」をすごい聞いていたので、その影響もあって、「恋の前ならえ」以外の曲を探して「犬かキャットかで死ぬまで喧嘩しよう」も好きでした

*4:とは言え、この年にサマソニにも出てましたが…

*5:しかも、この日のこのハコでのトップバッターがなんとKing Gnuだとか…

KID Aをリアルタイムで聞いた人間が感じたKID Aに対する思い

レディオヘッドが生んだ20世紀最後の名盤『KID A』。なぜ時間とともに評価されたのか? | HuffPost Life

昨日、グーグルのトップ開いていたらこんな記事を見つけました。


Kid A

Kid A

  • XL Recordings
Amazon



レディオヘッド通算4枚目のアルバム「KID A」

前作、OKコンピューターとは一転した電子音に溢れるアルバムに当時は衝撃を持って受け入れられました。

今は多少、落ち着いているのかもしれませんが、当時の日本の音楽メディア(主にロキノン)のレディオヘッドの新作に対する騒ぎっぷりは異様でしたよ(笑)。

それこそ、OKコンピューターがものすんごく評価されたもんだから、KID Aはもちろん、絶賛の嵐。

個人的にはOKコンピューターも言う程すごいアルバムかあ?ってその時は思っていた為、KID Aの絶賛の嵐にはもう物凄く違和感を覚えてました。

だから、メディア側(もちろん、この対談の文脈では世界の、でしょうが)の

前作までのギターサウンドは影を潜め、実験音楽のような電子音とリズム、メランコリックで難解な歌詞――。たちまちメディアや音楽評論家の間で論争が巻き起こる。これは“ロック”ではない、と。

当時のレビューからもメディアの酷評ぶりがよくわかる。

この反応は少なくとも日本ではありませんでしたね。

ロキノン編集者でもお一人だけ唯一、否定も肯定もしなかったくらいで。


むしろ、この記事を受けてのTwitterでの反応を見ると、ここ日本では戸惑っていたのはリスナーのようですね。

レディオヘッドを聞くのは背伸びするような感覚だった、とか、やはり数年は受け入れられなかった、とか。


かく言う僕も戸惑ったクチです。

1998年あたりにドラムンベースとかのブームもありましたし、ある程度、ダンスミュージックには免疫はあったつもりなんですよ。

でも、1曲目のEverything in Its Right Placeが始まった瞬間のひんやりとした感じ。

あれはロックリスナーとしては戸惑いますよね。

3曲目のThe National Anthemでようやくロックっぽいアプローチが出てくる。

しかし、全体としてとんでもなく不穏と言うか、陰鬱な曲が続き、10曲目、ラストのMotion Picture Soundtrackがそれを浄化するかのような、そんなカタルシスに満ちた、このアルバムで唯一救いのあるような雰囲気の曲ですよね。


リスナーとしてはリリースから18年半経った今としては全く違和感を持たずに聴けるアルバムです。

しかし、当時の反応としてはロキノン読者の

「このアルバムがレディオヘッドのアルバムじゃなきゃ好きになってた」

と言う反応がある意味では正直な感想で、日本の音楽メディアは当時のライナーノーツを見ても分かる通り、大熱狂だったように僕は覚えています。

ライナーノーツでアルバムに対するネガティブな反応は書けないとしても、なんとなく、KID Aを評価しないといけない空気みたいなのを個人的には感じてました。


でね、この当時、トム・ヨークが火に油を注ぐようなことを言ったんですよ(笑)。

「ロックはゴミだ」

と。


そりゃあ、ロックリスナーとして心中穏やかじゃないですよね(笑)。

折しも2000年といえばニューメタル全盛。

オアシスも4作目でややサイケな方向に走りましたが、レディオヘッドまで大胆な方向転換はしなかったのもあり、僕の心の拠り所はオアシス他、ロック的なアプローチをするバンドでしたね。


翌年、レディオヘッドはこのKID Aとある意味では対になるアルバム、アムニージアックをリリースするのですが、こっちの方がむしろ、KID Aの衝撃がデカすぎて、評価されていないんじゃないかな、と思うくらいです。

こちらはアプローチとしてはジャズだったり、ギターがきちんと鳴っていたりで、ロックらしさがまだあるアルバム。

僕自身もこちらの方がすんなり受け入れられましたし、今でもレディオヘッドの最高傑作と信じてやまない作品です。


今や世界的バンドとなったミューズのマシュー・ベラミーがKID Aとアムニージアックを評して上手いことを言っていました。

曰く、

「KID Aは炎を遠くから見ている感じだけど、アムニージアックは炎の中にいる感じ」

と。

これこそが一番KID Aの感想をわかりやすく言い表しているのではないか、と僕は思います。


あれから、レディオヘッドはもはやロックとは遠いところに行った印象が僕の中ではあります。

その是非はさておき。

そのターニングポイントとなったのが間違いなく、このKID Aでしょう。

音楽が多様化したなか、ロックリスナーにとって踏み絵となるような存在のアルバムはそうそうないと思います。

そう言う意味ではこのKID Aはある意味、踏み絵ではないか、と。

トム・ヨークにはその意図はなかったでしょうが、1990年代後半から2000年代において、これほどリスナーとして試されていると感じたアルバムは後にも先にもないです。


日本ではくるりスーパーカー同様のエレクトロなアプローチのアルバムを発表し。特にスーパーカーは解散まで、エレクトロ色の強いアルバムを出し続けました。

当時、スーパーカーのナカコーはレディオヘッドとはたまたま音楽性が呼応している、と雑誌で言っていたような気がしますが、それぐらいロックシーンに影響を与えたこのKID A。

このアルバムに関しては肯定でもなく、否定でもなく、この言葉がふさわしいでしょう。

ただただ衝撃だった

と。