2024年の「レコードの日」を記念して今年も沢山のアルバム、シングルがアナログ盤としてリリースされました。
その中で僕はanoさんの「from THE FIRST TAKE」を購入しました。
ジャケットはこんな感じです。
一発録りをコンセプトに様々なアーティストがパフォーマンスを披露する「THE FIRST TAKE」。
その「THE FIRST TAKE」での「ちゅ、多様性。」と「普変」の音源を12インチシングルとしてリリースしたのが本作「from THE FIRST TAKE」です。
この12インチシングル。
感想から先に述べますと、すごく良いシングルでした。
まず、本作は12インチシングルですが回転数は45RPM。
「ちゅ、多様性。」がA面、「普変」がB面であるために、
レコードの音源の部分がそうでない部分よりかなり少ないと言うなんとも不思議なレコードだったのですが、
レコードをかけるとそこに意図があったのかな?と感じさせるくらいダイナミックな音。
「THE FIRST TAKE」の特徴でもある最小限の音での構成によって演奏はより迫力を持って聴こえました。
「ちゅ、多様性。」の方はとにかくバンドの音が力強く、
「普変」の方はanoさんのヴォーカルが切なく、かつ感情が強くこもって歌詞が胸に突き刺さる、そんな音源でした。
「THE FIRST TAKE」とアナログレコードの親和性を強く感じましたし、
アナログであるからこそ意味のあるテイク、そう思わせてくれる1枚でしたね。
4月26日現在ではオンラインショップで売り切れも発生してきているみたいですが、
是非、多くの人にこの音源をアナログレコードで聴いてもらいたいと思いました。
まさに「レコードの日」の企画にドンピシャなそんな1枚だと思います。