はてダにゆうべ書いたやつの加筆再録です。
1日経っているのもありますし、AKBの2作目を見ての感想よりは雑な感想になると思います。
まず、少々だけパンフレットを見てストーリーを把握した上での感想を言うと、今回の映画は物足りないって感じでしょうかね。
一応、結成からの6年の歴史を振り返っていますが、非常に大雑把に、と言う感じですね。
割と焦点は結成からチームSの初公演に置かれてる感じで、あとはKIIのラムネの飲み方の誕生を追うみたいな感じでしょうか。
ただ、このあたりは大抵のファンなら知ってる映像だし、そこにメンバーのコメントが付け加えられてる程度かもしれません。
しかし、石原監督のインタビューを読む限り、2作目の制作もありうる感じで作ったっぽいし、また、時間の関係で削らざるをえなかったインタビューもあるだけに、グループの歴史をざっと追う感じになってしまうのは致し方ないみたいな感じですかね。
映画ならではの点で言うと、何人かのメンバーの学業との両立について、卒業メンバーにとっては卒業後の展望なんかも焦点を当てられてます。
ここについてはこの映画の見所じゃないですかね。
で、映画中、たぶん、何人かのメンバーの話で出てきたような気がするグループの今後に対する危機感のようなもの。
これについて、何を指しているかは分かりません。
ただ、2012年の紅白初出場について、またはガイシやドーム公演について触れられた事で、少なくともあの時期、SKEに熱かった自分には確かにあれ以降グループの行く末に陰りが見えてきたようにも改めて感じました。
調べてみたらチョコの奴隷の時の選抜メンバーはもう半数がSKEを去っています。
現在、新世代が台頭してきたとは言え、まだ矢神くーさんも、おぎちゃんも秦さんなんかもいたあのSKEを頂点とするならやはり今のSKEは物足りないものもあるでしょう。
それを感じ取って、自分がいることで後輩の台頭の邪魔をしたくないと言うことで辞めたメンバーもいるようですが。
話を一気に最近に持っていきますと、コケティッシュ渋滞中の選抜で江籠ちゃん、きょんちゃんが選ばれたのはここ最近のSKEの希望だと思います。
まぁ、調べてみたら美しい稲妻以降もちょいちょい若手の期待のメンバーが新選抜として選ばれてますけどね(笑)。
ただ、SKEヲタなら誰もが認めるであろう実力者のきょんちゃんが選抜入り出来たのは非常に良いニュースだし、後輩にも良い刺激になるんじゃないかなと思います。
と、なんでこの話をしたかと言うと、ここ最近の選抜の顔触れみると、新鮮味を感じるかと言うと疑問符な部分もありますからね。
そう言う意味で言うと次世代、実力者に奮起してもらわないといけない。
そう言う意味でのメンバーの言う危機感なら僕の場合は同じだなと思いますからね。
で、まあ、そうは書いていても、やはり今回の映画で一番、ヲタ的に考えさせられたのは矢神くーさんとおぎちゃんのことでしょう。
もう、芸能界に戻らないと言う点では、矢神くーさんとおぎちゃんも同じなんですが、全く違うのは片方は相手がいることを公言していること。
僕はアイドルの卒業後の恋愛にとやかく言いたくはありません。
しかし、おぎちゃんのそれを聴いて悲しくなったのは、小木曽汐莉と言う人は二度と戻ってこないと言う現実を叩きつけられたこと。
僕はじゅりれな以外ではおぎちゃんでSKEを知ったのでおぎちゃんでSKEに初めてに入ったようなものなので、その人が何らかの形でももう芸能界に戻らないと言うのはやはり切ないなと思います。
でも、それは多くのSKEヲタにとってはくーさんにだって本来は言えることかも知れませんが、くーさんは奇しくもほとんど現役時代と変わらない姿で出てきてヲタの夢を壊すことは語らなかった。
この事だけで、やはり、同じ戻ってこないと言う結論でも素直に受け入れられるんですよね。
おぎちゃんの幸せを願いたくない訳じゃなく、自分にとっておぎちゃんの存在が大きかったから複雑なんです。
本当、ただそれだけだと思います。
まあ、総評としては改めて2012年のSKEが輝いてた、そしてその年の紅白、翌年のガイシなどがターニングポイントになったということを叩きつけられた映画だったなと思います。
SKEにとって、これからが正念場でしょうね。
全盛期を支えたメンバーが去り、新世代、ベテランでどうやっていくか。
数字だけじゃなく、本当にあのときの輝き、勢いを再び戻せるかとか、色々考えさせられる映画でした。