薮下柊のナイッシューな気まぐレビュー#6
Common People 【Pulp】
Pulpは
【Oasis】【Blur】【Suede】
とともに、イギリス中に巻き起こった90年代最大のムーブメント。「ブリットポップ」
の代表格の1つです。
私は「ブリットポップ」が好きみたいですっ笑
ほんとに大好きです!
キャッチーで美しいメロディが生み出すポップ感。
イギリスらしい固有名詞やイギリス文化への言及。リアルな日常性に富んだ歌詞。
遠い誰か。
ではなく、
この町で生きている自分たち
を描いている所に強い思いを感じれて凄く魅力的ですっ
背伸びなんてしなくて
変に頑張ってなくて
いつもの、普段通りの自分たち
っていう
カッコつけてない所がむちゃくちゃカッコイイですっ
カッコつけてない所がカッコイイってもうそれは無敵ですよっ笑
大好きです笑
Pulpは、すぐに成功を収めたわけではなく、、
1983年にインディーズ・レーベルからファーストアルバムをリリースするも、全く注目されず1993年にメジャー・レーベルと契約するまで地道な下積み時代を10年も送った
苦難の道が長かったバンドです。
でも、
たくさんたくさん苦労した分
Pulpのボーカルであるジャーヴィス・コッカーが歌うポップソングは、その時代、多くの方の共感を呼び、、、
ついにっ!
95年に発売された
今回私が紹介させていただく
「Common People」
が収録されたアルバム。
「Different Class」
でUKロックの頂上。てっぺん。に立つことができましたっっ
もし、
諦めて、大好きな音楽を辞めてしまっていたらこのアルバムに出会うこともなかったのかな。
私だったら、10年やって陽が当たらなかったらきっと途中で断念してしまうと思うから、諦めずにやり続けるのは凄くカッコイイですっ
アイドルとは全然違うけど
続けることの大切さをジャーヴィス・コッカーから学びました。
そして今回紹介するPulpの大ヒット曲「Common People」。
私が大好きな
アップビートな曲だ!!
いえいいえい!
この曲は
美大時代にジャーヴィス・コッカーが出会ったギリシャ出身の女性をモデルとしたリアルな曲です。
裕福なそのギリシャ出身の女性が
「あなたみたいな、普通な庶民な暮らしがしたい」
と、英国労働者階級の若者の生活に足を踏み入れる。という内容の曲です。
彼女にとっては気まぐれのようなことでも
僕らにとっては逃れようのない、いつ崩壊するかも分からない"現実"。
富裕層と貧困層の差を痛烈に皮肉った曲です。
この曲を聴くと
アップビートでノリノリなのに、悲しげな心の奥底の叫びが聞こえてきてちょっと寂しくなります(;_;)
凄く印象的なのは
最後の方で何度も繰り返される「I wanna live with common people like you」
の部分で
富裕層であるギリシャ出身の女性の話し方を真似て皮肉ってあり、ユーモアセンス抜群だなって思いましたっ
この曲を1文で言うと
あんたらには、庶民の生活なんてわからへんやろっしばいたろかっぷんぷん
って感じですかね笑
歌詞には
「怒り」
をそのまま書いてはいないけど、、
まあ、ムカついてるんだなー
皮肉ってるんだなー
っていうのは分かります。
そこがまたリアルで面白いです。
ちょっと安く見られがちな日常というテーマを素敵な魅力的な音楽にしてしまうのが凄いですっ
何回でも何回でも
聴いちゃう(〃▽〃)
私の大好きな曲ですっ
私はあまり勉強が好きではないけど
こういう曲から
イギリスの階級制度に興味を持ちたくさん調べました。
ひとつの曲から
たくさん学べることがあるし
それを学んだあとに、当時の時代背景をあわせてまた、改めて聴くと、、、
また一層
その曲に深みが増しますっ
皆さんにも聴いて欲しいっ
よかったら聴いてくださいっ
これ、おととい、つるちゃんとHUBで飲んでる時に教えてもらったんですが、改めて読んでみて、すごい完成度の高いレビューだなと思います。
特に、「I wanna live with common people like you」の説明とか圧巻ですね。
僕はこの曲知ってますが、そこまで意識して聴いたことなかったので、すごく勉強になりました(笑)。
ただ、この曲はPulpでも代表曲だし、まあ、有名どころのファンなんだろうなあと思ってたら。
過去に取り上げたバンドと曲。
Oasis→Hello
blur→End of Century
The Stone Roses→Elephant Stone
Kula Shaker→Tattva
Happy Mondays→Step On
渋すぎる(笑)。
とても17歳の子が聴く音楽とは思えない(笑)。
特にHappy Mondaysなんか、僕でもきちんと聴いてないのに(ノ∀`)
僕自身、10代の頃、UKロックが大好きだったので、これはすごく興味深いですね。
お父さんの影響との事ですが、この調子で色々掘って欲しいなあと思います。