たまには一枚だけ書いてみたくなりました(笑)。
おそらく、現在のところ、ダフト・パンク唯一の全米1位を獲得したアルバム。
ダフト・パンクと言えば長らく
これだったり
これ
のイメージが強かったグループですが、このアルバムでそのイメージを見事に変える事に成功したんですよね。
惜しくも全米1位にはなれなかった代表曲、Get Lucky。
この年はJustin TimberlakeのSuit & TieやRobin ThickeのBlurred Lines等、ファンクっぽさを感じさせる曲が流行していまして、その流れでいうとこの曲も2013年を代表する曲。
日本で、しかもアイドルで言うならば、AKBの恋チュンとJ=Jのロマンスの途中あたりになるのかな。
前作を聴いておらず、前々作をアホみたいに聴きまくった耳からすると生音志向のDiscoveryって感じかな。
そう、Discoveryを基準に考えてもあまり違和感を覚えない音のように感じたんですよね(Discoveryが思いっきりハウスなアルバムじゃないからとも、逆にこのアルバムでもヴォコーダーヴォーカルが聴けるからとも言えるしれませんが)
Random Access Memories - Wikipedia
Discovery (Daft Punk album) - Wikipedia
実際、ジャンル分けするとディスコと言う点で共通してるみたいですね(笑)。
そして、Random Access Memoriesの説明によく見たらドラムマシーンが使用されてるって書いてあるので、完全に生音って感じじゃないと言う認識でいいのかな。
最初、聞いた印象としては夜に合いそうなアルバムと言う感じでしたね。
特に11曲目のFragments of Timeとお次のDoin' It Right。
まだこれを車でかけたことはないのですが、この二曲は車で聴いたらさぞ気持ちよかろうかと思います。
また当初はGet Luckyを中心に聴いていたんですが、自然とアルバム通して聴くようになりました。
その意味でもDiscoveryと自分の中では同じなんですよね。
あちらはOne More Timeって言うキラーチューンがあるけど、やはり、こちらもまたアルバム通して聴く事によって、よりその世界観を楽しめますからね。*1
ハウス畑のユニットなんで、歌モノはあれど、完全にメロディーのアルバムではないですが、それでも聴きやすいアルバム。
Get Lucky以外にも上にあげた2曲もいいですが、1曲目のGive Life Back to Musicも始まりのロックっぽい展開からディスコっぽい流れになるのがカッコいいし、5曲目のInstant Crushではストロークスのヴォーカル、ジュリアン・カサブランカスがヴォコーダーで無機質な感じのヴォーカルになってるのが面白いですし、また7曲目のTouchも長い曲ですが、こちらもギターのカッティングが格好良くGet Luckyへの期待を高めてくれる好曲なんですよね。
ハウスユニットとしてのダフト・パンクって意味では異色なアルバムなのかもしれませんが、統一感や聴きやすさでいうと随一のアルバムだと思います。
*1:実際、DiscoveryはPVがすべての曲で作られて映画になったぐらいですしね