ぼくのたわごと(別館)

ハロヲタ兼ロック好きの趣味ブログ

我が愛すべきバンド、スーパーカー

昨日は三宮に散髪に行った帰りに市内の南の図書館に行ってきました。


在庫検索で調べてたらここの図書館に置いてあるCDで気になるタイトルがちょいちょいあったので、三宮から戻る流れで行ってきました。


で、当初目当てだったCDを探していたらたまたまこれを見つけたんですよね。



A

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B

B

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スーパーカーのA面、B面ベスト!


オリジナルアルバムは割と大体の図書館に置いてあるんですが、このベストは特にB面ベストの方はレンタルショップですら見ない事が多いので即これらを選んで借りてきました(笑)。


スーパーカーは今からちょうど10年前の2月に解散した青森出身のロックバンド。


メンバーで現在、一番有名になったのは作詞家、チャットモンチーや9mm Parabellum Balletのサウンドプロデュースとして名を馳せたジュンジこといしわたり淳治さんでしょうか。

あと、3人のうちの2人*1は現在、各々の活動*2と並行してLAMAと言うバンドで活動されてます


スーパーカーと言えば、バンドは知らなくともこの曲はどこかで聴いたことはあるはず。



シングルとしては随分久しぶりのミキちゃんヴォーカルの楽曲*3

スーパーカーの中でも屈指のポップさを誇る曲だと思います。

これ以降もエレクトロニック化は進んでいきますが、彼らがロックからエレクトロニック路線に走っていった中での一つの到達点である楽曲と言っていいんじゃないかなあと僕は勝手ながら思います。


当時はこれ、すごい曲を出したもんだと思ったものです。

くるりが同時期に同じようにロックからやはりエレクトロニック化してたとはいえ、スーパーカーの方がエレクトロニック化は飛び抜けてましたからね。
ナカコーは当時、やはりエレクトロニック化を進めていたレディオヘッドの音楽性に呼応した部分があるみたいな事を言ってた気はしますが、ポップさはくるりレディオヘッドと比べてもダントツにスーパーカーのこの曲が勝ってた気がします。

しかし、この曲はスーパーカーにとっては自身最大のヒットというわけでもなく*4、最高位はTOP30以内に入ってすらいません。
だけでなく、割とさっさとTOP50からも落ちた気がするので商業的にも決して成功とは言えない成績だったんじゃないかなと記憶しています。


エレクトロニック化以前のギターポップ*5期もポップさとロックさを兼ね備えた沢山の素晴らしい曲を出しながら、商業的には恵まれなかったバンド、スーパーカー

解散時にジュンジくんが雑誌のインタビューでこのバンドで100万売りたかったと言って悔しがってたのも印象的だった記憶がありますが、100万ならずともTOP10に入る素質は十分あったのに、とファンの贔屓目ながら思います。


彼らの登場がもう少し遅ければそれも実現できたんじゃないかと思うくらい、エレクトロニックとロックの融合という形もBase Ball Bearみたいな同じ編成*6のバンドもその後登場してますしね。


しかし、商業的には成功しなかったけど、ロックファンの間では今でも記憶に残って語り継がれるくらいの影響力は彼らはもっていたと思います。

多分、LUCKYも、Sunday Peopleも今聴くと一周まわって新しく聞こえるんじゃないかなあと僕はおもいます。


https://itunes.apple.com/jp/album/lucky/id574747304?i=574747307&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


https://itunes.apple.com/jp/album/sunday-people/id574747304?i=574747350&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog


今こそ、このバンドが再評価されたらいいのにと願うばかりです。




*1:ナカコーこと中村弘二さんと、フルカワミキさん

*2:ナカコー、ミキちゃんともにソロ

*3:98年のDrive以来

*4:売り上げ的にどうかはわかりませんが

*5:シューゲイザー風味かもしれないけど

*6:男3人、女ベースの4人組