ずっと下書きに埋もれてた感想をば(笑)。
僕が中学の時にビートルズにハマった頃、当時のクラス担任に、先生は何のアルバムが好きですか?と質問しました。
先生はアビーロードのB面と言いました。
アビーロードのB面?
CD世代の僕は不思議に思って、具体的な曲名を聴いたんですが、先生はアビーロードのB面の一点張り(笑)。
それが長い事疑問だったのですが、アルバムをちゃんと聴いて解決。
9曲目のYou Never Give Me Your Moneyから17曲目のHer Majestyまでがメドレーになってて、これがレコードではB面にあたる、ということなんですね(笑)。
このB面メドレーで個人的に2つ着目すべき曲がありまして、一つはGolden Slumbers。
伊坂幸太郎さんの同名小説も有名ですが、勿論、この曲が由来とのこと。
これはベン・フォールズのカバーバージョンですが、映画では斉藤和義さんのカバーでおなじみですね。
1分半のとても短い曲ですが、その1分半に起承転結がしっかり詰まっている美しいバラードです。
で、もう一つ、取り上げたいのがこれが終わった後に流れるのがCarry That Weight。
というか、メドレーの最初のYou Never Give Me Your Moneyもそうなんですが、Carry That WeightではYou Never Give Me Your Moneyの前半と同じメロディーが出てきます。
で、これをポール・マッカートニー御大が2002年のワールドツアーの際に2曲のメロディーの同じ部分をくっつけて演奏して、それがこちら*1
これをそのポールのアメリカツアーかどっかの正規のライブ盤で聴いてすごいいい曲だと思って、そっからハマった曲なんですよね。
現状、音源では完全版You Never Give Me Your Money/Carry That Weightはそのライブ盤だけであろうみたいなのですが、この2曲はアビーロードのB面で着目すべき曲だと思います。
ただ、勿論、A面も名曲目白押しで、Come Together、Something、Oh!Darling、Octopus's Garden、I Want Youなどなどどれをとっても完成度の高い曲ばかり。
オノ・ヨーコさんが弾いてたベートーヴェンの月光ソナタのコード進行をジョン・レノンが逆にして作られたBecauseなんて曲もありますしね。
ビートルズ後期の作品でメンバーの個性がこれでもかっとくらいにじみ出てるアルバムですが、最初はなかなかとっつきにくい作品かも知れないけど、聴けば聴くほど味わいのあるアルバムだと思います。
ちなみに、有名なジャケットの写真ですが、ポール死亡説*2の根拠になるメッセージが沢山あると有名ですね(笑)。
詳しくは↓の解説のポール死亡説の根拠を参照を(笑)。
アビイ・ロード - Wikipedia
この中から一つ取り上げるとしたら、メンバーの服装がそれぞれ神父だの墓掘り夫だの、ポールを埋葬するための役割とか言うのがあります。
余談ですが、このアビーロードをアソコにソックスつけて歩いた人たちがいます(笑)。
本当、これ、笑える(笑)。