そろそろ実家を離れて関西に戻る日が近づいてきまして、色々借りてきました。
今回、母の枠で借りて来た5枚は実はどれも一枚づつ語れるくらいのCDなんですよね(笑)。
そのうち今日はディラン先生しばりで(笑)。
この前、ボブ・ディランを好きになった経緯は書きましたが、ボブ・ディランという人を本当に理解したのはこの、追憶のハイウェイ61です。
まあ、初めて聴いた時はなんて一曲が長いんだと思いましたよ(笑)。
おまけにメロディーなんてあってないものだし(ノ∀`)。
そもそも、収録曲の中の一曲、Like A Rolling Stoneはこのローリング・ストーンズのカバーで知ったので、ストーンズと違いなんかボブ・ディランのは冗長だなあと感じたくらいですからね(笑)。
で、一回目は挫折したんですが、ちょうど10年前の今頃ですかね。
これはCD音源じゃないんですが、Tombstone Bluesを聴いた時だったかな。
あれ、この人、リズム感ある?とか思ったんですよね。
それでよく聴くと確かにヘタウマだけど味があるなと思えてきたんですよね。
これは途中で切れるけど、
このアルバムに入ってるThe Ballad of a Thin Manの熱を帯びた演奏もすごくカッコよかった。
で、一気にボブ・ディランという人にハマりましたね。
このアルバムはディランとしてはフォーク「ロック」路線を押し進めた作品としては2枚目だっけ?
冒頭のLike A Rolling Stoneで全米2位も獲得したらしいんですよね。
アルバムとしては今の耳で聴くと、割とふくよかな音の印象を受けるかな。
タイトルのHighway 61 Revisitedだったり、マイ・ケミカル・ロマンスがカバーしたDesolation Rowだったり、すごいのんびりとした曲が多い印象かな。
ディランではかなり有名作だけど、自由に歌う感じさえ受け付けたら比較的聴きやすいアルバムだと思いますね。
で、そのディランを6人の俳優が演じたI'm Not Thereという映画がありまして、その映画のサントラが実質トリビュートアルバムとなってます。
これ、すごいなと思ったのがペイブメントのスティーブン・マルクマスの歌い方が結構、ディラン本人に似てたり、また、ヤーヤーヤーズのカレンOも結構、あの独特の歌い方を再現できてる。
特にカレンOはディランとはジャンルが全く違うだけにその歌い方にびっくりしましたね。
でも、やっぱり1番いいのは、
パール・ジャムのエディー・ヴェダーによるAll Along The Watchtowerのカバー。
エディーも原曲の歌い方を結構再現出来てて、しかも味があるんですよね。
パール・ジャムもディランとは音楽性が全然違いますが、エディーの渋いヴォーカルがなんとも言えない味のあるカバーとなってます。
このサントラ、他にもソニック・ユースだったり、ブラック・キーズだったり、ジャック・ジョンソンだったり、参加してるアーティストもなかなか渋い人たちがそろっててトリビュートアルバムとしてもなかなか面白いアルバムだと思います。
中には長い曲もあるけど、面白かったですね。